女性がいない飲み会なんかで、こんな話をする男性がいます。

男性のSEX話(いわゆる猥談)で、

相手の女性の「膣の締まり」がどうとか、というのがあります。

相手の女性が、「膣の締まりがいいから、気持ちいい」とか、

「(膣の締まりが)緩いから、気持ちよくない」と言うたぐいの

ものです。

こういう話って、やがて女性の耳にも入ります。

それで女性も、「膣の締まりが緩いのはダメ、締まりがいいのがグッド」

と思わされている場合があり、締まり具合を気にする方がいます。

 

本当に「膣が締まる」ほうがいいと思いますか?

男性は、基本的に膣の締まりがいいほうを好みます。

ところが、ものすごい膣の締め付けで、ペニスが痛いので、

あるいはすぐに射精してしまうので、苦手という男性もいます。

 

女性側の状況からすると、実は、膣の締まりがいいということは、

女性はあまり気持ちよくなっていないということなんです。

膣の締まりといっても、膣口近くと膣の奥のほうの子宮口に近い部分

では違いがあります。

女性の性的快感が高まってくると、 膣が収縮し、

子宮の傾きが変わり、子宮口が下がってきて、

膣口から膣奥までのうち、膣口に近い3分の1ほどが締まり、

膣奥に近い3分の2ほどが、広がり空間を作ります。

これは、「膣のバルーン現象」と言います。

女性が、気持ちよくなってくると、

膣のバルーン現象で、膣の奥のほうは拡がってくるのです。

子宮が精子を受け入れやすくするために、無意識になる現象です。

この状態になると、ペニスをピストン運動していても、

亀頭部分の当たりはあっても、擦れ感がないことが多く、

男性がよく、女性の膣が「ゆるくなった」ということが

あると思います。

そのため、別名「ロストペニス」とも言われています。

「膣がゆるくなった」と言われて、

女性が自分の意思で縮めようと思ってもできないので、

悩んでいる女性は多いのですが、

膣の奥の締まりが緩いほうが本当はいいんです。

膣の奥が締まっているほうが、女性はあまり気持ちよくなっていない

のです。

ところが、男性の都合で、膣の奥が締まったほうがいいという概念を

植え付けられてしまっています。

膣の奥が緩いというほうが、女性が気持ちよくなっている、

感じていると喜んでいいことなんです。

 

それでも、やっぱりなんとかしたいという方もいらっしゃるかも

しれません。

膣口あたりの締まりというのは、膣トレーニングで締まりを調整する

こともできます。(膣口あたりの膣トレーニングについては後述)

膣の奥のほうというのは、女性が自分の体内の筋だけでは締まりを

調整することが難しいのです。

つまりは、腹筋などを使っても、意識的に膣の奥のほうの締まりを

くするというのが難しいということなんです。

では、どうしたら解決できるのか。

実は、体外から、おへその下あたりを押すことで、

膀胱・尿道からさらに、膣が押されます。

これ、「体外式ポルチオ性感術」の一部を用いているため、

女性の快感も増しますし、男性も亀頭に当たるようになります。

ただ、あまり強く押しすぎると、尿意をもよおす場合があるので

気を付けてくださいね。

 

 

どうすれば、膣口あたりの締まりをよくできるの?

もし、膣口あたりの締まり具合が弱いと感じるなら

膣トレ(膣トレーニング)をしたほうがいいかもしれません。

えっ、男性の都合ばっかりじゃんと思ったかもしれませんが、

実は膣トレは、女性本人のためにもメリットがあるのです。

1、膣の締まりがよくなるので、女性自身の感度があがる。

2、骨盤内の血液循環が上がり、代謝がよくなるので、

  美肌効果で、女性がキレイになるという期待も。

3、コアガスム(SEXや性的なことを考えていなくても、

  オーガズムに達する)を感じるようになる。

4、尿漏れの防止

5、子宮脱(子宮が膣に出てきてしまう)を防止

6、ヒップアップ効果、体型維持ができる。

 

では、どのように、膣トレするか。

膣トレと言っていますが、骨盤底筋あるいはPC筋とも言われています。

聞きなれないですよね。

おしっこをしているときに、途中でおしっこを止めるときに使う筋肉と

言えば、わかりやすいですよね。

では、膣トレはどのように行えばいいのでしょうか。

1、お風呂の中

 体が温まってリラックスしている状態で、

 膣と肛門を意識して締めたり緩めたり。

 1分間のうち、15秒程度は力を入れて締め、

 残りの45秒程度は全身から力を抜いて緩める。

 これを10回繰り返す。つまり10分間行います。

2、寝ている状態

 ヨガマットや座布団、ふとんの上でも構いません。

 仰向けに寝て、脚を肩幅ほどに開き、両膝を曲げて立てます。

 全身の力を抜いてリラックスして、その体勢のまま

 肛門、尿道、膣全体をおへその方向に引き上げるようなイメージで、

 締めます。そして緩めます。

3、電車に乗って座っている時、座ってデスクワークの時にも

 お風呂の中や寝ている状態で膣トレを行って、

 慣れててきたら、電車の中で座っている時や座ってデスクワークの

 時にもできます。

 イスに浅めに腰掛けて、肩の力を抜いて、ゆっくりとした呼吸に

 合わせて締めます。

4、膣トレ専用ボールを使う

 グッズを膣に入れて使いますので、入れることに抵抗のない方は、

 試してみるのもよいかもしれません。

 

最後に、これ、膣トレと言っていますが、

骨盤底筋、PC筋トレーニング、

実は男性の勃起力アップにも効果がありますので、

男性の方もやってみるといいですよ。これを読んだ女性の方、

ぜひ男性にもすすめてみてください。