男性に比べると、SEXの経験がない、あるいはSEXの経験が少ない女性はSEXについて、いろいろな不安があると思います。
そのような方の不安を少しでもやわらげてあげたいと考えています。

「初体験は痛い、怖い」を、よかったと思える体験にしたい! 

突然ですが、あるアンケートによると、30代未婚女性の3割超が、SEX経験がない、巷では「高齢処女」という言い方をされています。
さて、女性が、好きな男性と体を合わせることでつながりたいのに、反面、処女でなくなる、SEX初体験、に対して初体験が怖いと感じて、SEXになかなか踏み切ることが出来ないという状況になることがあると思います。
それは、初体験の時に、処女膜が破れて、出血して、また、男性のペニスの挿入がものすごく痛かったということが結構伝えられていて、初体験で「もうSEXしたくない」と後悔する女性の声が多いことがあり、男性のペニスという「異物」が自分の中に入ってくることや、出血や痛いことに対して、怖い印象しかないと感じていると思います。

 

SEXの経験がないことは、恥ずかしいことではない

SEXの経験がないのは、その人それぞれの事情があると思いますが、女性の中には、処女であること、SEXの経験がない事に恥ずかしさを感じる人もいます。
その恥ずかしさゆえ、男性に、SEXの経験がないことを話していないということもあると思います。
経験がないことを男性が知るとドン引きするんじゃないかとか、逆に珍人扱いされたり、おもしろがられたりするんじゃないかとかで、処女であること、SEXの経験がないことが、コンプレックスになっている女性もいらっしゃると思います。
これが原因で、男性に「SEXの経験がない」ことを伝えない女性も少なくありません。
実は、男性の3人に2人は、「女性がSEXの経験がないことを気にしないという調査結果も出ているのです。
自分が初体験であることを、相手の男性にしっかりと伝えておくことが大切です。初体験であることがわかっていれば、
男性もそれなりに気を遣ってくれるようになります。

 

初体験であることを男性が知らないと

女性が初体験であることを、男性が知らされていないと、かえって、SEXでペニスを無理に動かしたり、激しい動きをしてしまって、それがために、ものすごく痛かったり、出血したり。でも、その時には男性は、「あっ、初めてだったんだ」で終わってしまいます。
女性は、そのものすごい痛みや、出血から、SEXしたことを後悔したり、もうしたくないと感じてしまうこともあると思います。
男性は、女性から初体験であることを知らされていないと、女性が初体験ということはわからないものなんです。

 

初体験が怖いという気持ちを男性に伝えましょう。

初体験が怖いと感じて、男性とお付き合いしても、SEXに踏み切ることが出来ないという状況になることがあります。
男性から「一泊旅行行こうよ」とか、「うちにおいでよ」とか、「君のうちに行ってもいい?」とか、SEXをほのめかされることを言われて、SEXに踏み切ることができなくて断ってしまうと、「彼氏に嫌われないかな」とか、「SEXが出来ないと、彼氏が怒っちゃうかな」と思うこともあるかもしれません。
しかし、このような気持ちを持つ必要などありません。
SEXに踏み切ることができない原因が「初体験が怖い」からと感じている時には、男性にその気持ちをしっかりと伝えましょう。そして、男性の考えも聞きましょう。

 

初体験が怖いという気持ち、実は男性はよくわからないものなのです。

もし、自分の気持ちを理解してくれない男性とSEXをすれば、結果的に、自分が傷つくようになる可能性があります。
怖いという気持ちが大きくなれば、緊張してからだが硬くなってしまいます。怖いという気持ちをきちんと伝えれば、男性がサポートしてくれる場合も。
また、初体験の時に「痛い」と感じることもあるかと思います。痛いことを我慢をするのではなく、しっかりとそのつど男性に伝えましょう。
我慢をすれば、どんどん男性の動きが激しくなってしまう可能性があります。

 

初体験で出血をする原因、「処女膜が破れるから」ではない。

初体験の時に出血をするという話をよく聞くと思います。
多くの人は、「処女膜が破れるから」初体験の時に出血すると思っています。
もちろん、処女膜が破損することで出血をすることもあります。
処女膜には、非常に微量の毛細血管があり、男性のペニスの挿入で、その毛細血管が破損し出血をするという話もあります。
しかし、実際に初体験で出血をする場合には、処女膜が破れることによるものより、膣壁が傷つくこ
とによるものです。
初体験のあと、膣内がヒリヒリするという話を聞いたことがあると思います。
処女膜が破れたことによる出血はごく少量だと言われています。
大抵は膣液と混ざって、出血を確認することが難しいのです。
そのため、「彼女は、自分で処女と言っていたのに、初体験で出血しなかった。
もしかしたら、彼女は処女じゃなかったんじゃないだろうか」と男性が疑ってしまうのは、処女膜が破れる=出血する、と思い込んでいるからなんです。

 

どうして、初体験の時に出血するのか。

「じゃあ、どうして初体験の時に出血するの?」という疑問を持つ人もいるかと思います。
出血の量が多い場合には、十分に膣が膣液で濡れていない状況で、男性のペニスを挿入するようになるからです。
初体験の女性の膣は、通常指1本程度のものしか通すことが出来ないと言われています。
生理用タンポンがなかなか入らないことでもわかりますね。
この狭い空間に、指1本より太さのある男性のペニスを挿入し、無理に動かせば、膣壁が傷つけられてしまいます。
このことから初体験での大量出血は、処女膜の破損ではなく、ペニスの挿入による膣壁の損傷からだと考えることができます。
そのため、初体験であっても、膣壁を傷つけないように気をつければ、出血しないことが多いと言われています。
ペニスを挿入しようとしても、途中までしか入らず、壁のようになって、奥まで入らないということもあると思います。
そんなときは、無理に奥まで挿入せずに、その状態でしばらく動かさずにいると膣のほうがだんだんとペニスの挿入になじんできて、しだいに奥まで挿入できるようになるということが多いものです。
無理に挿入したり、動かしたりするのではなく、ペニスを挿入しても、しばらくそのまま動かさずにいることです。
そのようなSEXをすることで、出血を防ぐことができるものです。

 

初体験は痛いもの?

「初体験=痛い=怖い」と考えている女性は多いと思います。
これも「処女膜が破れるから」=「痛い」と思っておられる方も多いと思います。
実はこの痛みも実際には、処女膜が破れるからではありません。
もちろん、処女膜が破れることによる痛みもまったくないわけではありません。
処女膜といっても、生理による経血もあるからわかるとおり、膣口を全部ふさいでいるわけではありません。
また、女性の中には、運動や日ごろの生活行動、オナニーで処女膜が破れてしまっている方もいらっしゃいます。
そのため、初体験でも処女膜がすでに破れて、なくなっている女性もいるわけです。
それでも、初体験のときに痛みを感じる場合が多いと思います。
前記のとおり、初体験の女性の膣は、通常指1本程度のものしか通すことができないと言われています。
この狭い空間に、ペニスが挿入してくるから痛みを感じるのです。
しかも、たとえば前戯で膣口などが濡れていても、膣内は膣分泌液があまり分泌されていない状況で、膣内があまり濡れておらず、そこに男性がペニスを挿入してペニスを動かされれば、痛みを感じないわけがありません。
つまり、初体験で痛みを感じるのは、処女膜が破れるからというよりは、男性のSEXのやり方、初体験なのに、無理な挿入、無理な動きに問題があると思うほうが妥当です。
初体験の女性にリラックスしてもらえるように配慮する。
初体験の女性は、「怖い」「痛い」と思うと緊張をするようになり、また、両足に力が入りすぎて、男性が挿入しようとしても、足が開かず、挿入を受け入れることもできなくなることもあります。(これで、あとで筋肉痛になる女性もいます)男性のやり方が正しくても痛みを感じることがあります。なるべくリラックスをして、男性には、優しいSEXを行ってもらうことが大事なことです。

 

初体験での痛みを軽減する方法1

上記のような出血や痛みの原因を知っても、初めてで緊張して「初体験が怖い」と思うことがあります。
このような場合には、痛みを軽減させる方法をとると良いと思います。
女性の腰・お尻の下に枕やバスタオルを敷いて、腰を浮かせて、膣が少し上向きになることで、男性のペニスの挿入の向きと合わせられることで、摩擦が少なくなり、痛みが軽減できると思います。

 

初体験での痛みを軽減する方法2

膣内を濡れている状態にするために、潤滑剤を使う方法があります。
初体験の痛みを軽減させるためには、膣内が十分に濡れている状態にする必要があります。
ところが、初体験では多くの女性は緊張して、すぐに膣内が乾いてしまう事があります。
また、強い緊張によって膣内が濡れないこともあります。初体験の痛みを軽減させる方法として性交痛の痛みを軽減する「潤滑剤」を使用するという方法があります。
潤滑剤が膣液と同じような役割をするため、摩擦によっての痛みを軽減させることができます。
いずれにしても、まずは初体験の女性の緊張をほぐして、リラックスできるようになるために、環境や調光、音、雰囲気、アロマ、コミュニケーション、スキンシップなどに男性に気配りしてもらえることが大事ですね。
なお、私、媛之天翔は、SEXの経験がないという女性の方への、ラポール・セクシャル・トリートメントを行っています。
いきなりセクシャル・トリートメントを行うのではなく、カフェなどでお話して、決心がついてからでもかまいません。
また、トリートメントでも初っぱなから性的なことではなく、アロマトリートメントなどから入っていきます。
それは、少しでも初体験に対する怖い気持ちや緊張をほぐし、リラックスできるように慣れていただき、初体験よかったと思ってもらえるためのきっかけとなってもらえればいいなとの思いです。